ひるなかの流星の結末に納得がいくようないかないようなおばさんの心の中
やまもり三香先生の「ひるなかの流星」が1巻無料で読めたので、ついつい読んでしまったら、気になって一気読みしてしまった。
娘もいるせいかどうしても、どうしても、先生と女子高生の恋愛など許されがたい。
いくら、イケメンでも、そこはなんとか卒業まではと願わずにはいられない。
しかし、この結末はなんだろう。
なんか、納得がやっぱり、いかない・・・。
ひるなかの流星の主なあらすじ
地味だけど不真面目な高校1年生のすずめは親のバングラデシュへの海外転勤によって、住み慣れた田舎から、東京の叔父のところへ預けられることになり、引っ越し&転校することになる。
東京初日に公園で行き倒れてしまうが、偶然通りかかった叔父の知り合いだという、獅子尾に助けてもらう。
偶然にも、転校先の高校の担任が先日助けてくれた獅子尾先生であった。
東京で生活し先生とかかわっていくうちに、徐々に先生に惹かれていくすずめと、すずめに惹かれていく先生。
そして、東京に来て初めてできた友達で、すずめを好きになってくれた同級生の馬村。
いろいろあって、最後に、
すずめはどちらを選ぶのか?
というのが、物語の超絶おおまかなあらすじです。
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激しいネタバレを含むひるなかの流星の感想
あまりにも面白かったので、一気に読んで寝不足。
とにかく、娘がいるせいもあるのか、先生と女子高生の恋愛は、いかん!!という、気持ちで見ていたけれども、先生の想いがとても切なすぎ。
物語の始まりのときすずめは高校1年生(15歳)なので、先生がいくらすずめに惹かれていたとしても、何もすることが、出来ないし、やったらいかんと思う。
それでも、すずめの事が好きな先生は理性を抑えきれずにいろいろちょっかいを出して関わってしまい、それをすずめの叔父に見つかってしまい諌められてしまう。
だから、想いを伝えるわけにもいかず、両想いであるにもかかわらず、身を引いてしまう。
そこは、大人として正しい。
そして、二人の間に出来た微妙な心の距離と担任が変わったことによって離れた物理的な距離。
決してそこへ割り込んだわけではないけれど、ずっとすずめを好きでいながら、見守っていてくれた馬村と付き合いだすすずめ。
先生の事が好きだと分かっていながら、そっとすずめに寄り添う馬村はとてもいいやつだが、しかし、
まさか、最後にすずめが、馬村を選ぶとは衝撃が走った。
きっと、なんだかんだいいながら、最後にすずめは馬村ではなく先生を選ぶだろうと、かなり心の中で思っていたからだ。
さすがに、すずめが高校生の時に、先生がいろいろするのは人としてやってはいけない部類の事にほかならないが、卒業したら、そこは許されてもいいと思う。
だから、数年後・・・的な感じで、先生とハッピーエンドになると思っていたけれど、高校生のうちに馬村とくっついてしまい、その絆は揺るぎないものに。
やっぱり、相手が高校生のうちはなんかいくら好きでもなんも出来んよなぁ、先生であって、大人なら。
だから、仕方ないんだけど、切ない。
そして、馬村もいい奴でイケメンだから、なんか仕方がないような気もしてしまう。坂口健太郎に似てるし。(モデルにしたらしいので当然といえば当然)
だから、納得がいくような、いかないような。
もう少し、後で出会っていたなら、先生とすずめはくっついていたかもしれない。
でも、人との縁ってあるから、どんなに惹かれあっていても、好きでも、一緒になれない時はあるから、仕方がないのかもしれないけれど。
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