これよんだ。漫画・韓国ドラマ・映画・本の率直な感想

今日見た漫画や小説、ドラマ、映画などの感想をおもうがまま書いています。

ただ愛する仲の2PMジュノの演技がしみる。そして、釜山の夕焼けがいい

ただ愛する仲を見始めたら、すごくこころに染みた。

すごい勢いで、韓国ドラマを見ているけれど久しぶりに、心を揺り動かされたドラマだった。

でも、感情を激しく揺さぶられるのではなくて、心にすーっと染み込むみたいにして、じわじわとくるタイプのドラマで、評価が高いのもうなずける。

ただ愛する仲のあらすじ

10年前のデパート崩落事故の被害者であり、家族を亡くした被害者遺族でもある二人。
あの事故以来、二人の生活は激変する。

それぞれ、悲しい運命の連鎖の中で、今の自分に出来ることをたんたんとこなす日々を送っている。

そんな二人が出会いよりそって、普通に生きようとする話。


 

ただ愛する仲、主演の二人がすごいい

2PMのジュノ君

初めてお目にかかったけど、主演の2PMのジュノ君の演技がすごく良かった。

ガンドゥ(ジュノ君)はデパート崩落事故により父親を失った上に、足に障害が残ってしまい、いろいろなことを諦めながらも、何とか生きている。

ただ、自暴自棄という訳でもないけど、決して幸せいっぱいでも、未来に希望があるわけでもない、そんな日々を淡々と生きている感じが、地ですか?ってくらいに、ガンドゥ役にハマってる。

おそらく、恋愛したことがないであろうガンドゥの雰囲気も上手にかもし出し、ぎこちなさや照れてる感じも、地じゃなかろうかってほどに上手い。

ちなみに、「ただ愛する仲」に出てくる、耳に残る曲は、後で調べたら、2PMのジュノ君が歌ってて、歌もうますぎるとおどろき。

さすが、韓国のトップアイドル2PMのリードボーカル

ドラマ初出演のウォン・ジナさん

ぱっと見た感じが奥ゆかしそうだけど、芯の強そうなイメージ。

ただ愛する仲では、崩落事故で妹を失い、初恋の人を崩落事故のあったデパートに誘って、事故に巻き込んで死なせてしまうという重い過去を持つ。

その上、事故のせいで両親が不仲になり、母親がアルコール依存症になっていて、そんな母親の面倒までみている。

ガンドゥ同様に、決して幸せいっぱいでも、未来に希望があるわけでもない。

毎日、アルコール依存症の母親の尻ぬぐいをしながら、なんとか生きている。
一見しっかりしてそうなんだけど、どこか危うい感じがすごくうまい。
あと、ちょっとあざとい感じも上手い。

あと、忘れてはならないお父さん役アン・ネサン

アン・ネサンさんは心に闇を抱えながらも、家族を想うお父さん役をやらせたら、韓国一なんじゃなかろうか。

太陽を抱く月しかり、まぶしくてしかり。


ガンドゥの台詞がめちゃくちゃ心に残る

名作ドラマはたくさんあるけれど、ドラマのセリフで心に残ってるのって、あすなろ白書のキムタクのセリフ
「俺じゃダメか」くらい。

でも、ガンドゥのセリフはすごく心に残った。

自分と居ると不幸になるとムンスを遠ざけ、大切な人を亡くしてひたすらに辛い癖に一人になろうとするガンドゥ。
そんなガンドゥにムンスが手を差し伸べると、ムンスの手を掴みながら、

「俺は帰れといった。今帰らなきゃ、二度と離さないからな」

という、すごいセリフを。
な、な、なんてこと言うんだガンドゥ・・・と思いました。


 

釜山の風景がすごくきれいだった

当時韓ドラ初心者だったため、ロケ地がどこかなんて全く分からなかったけど、ここはソウルじゃないのでは?と思ったが、検索するとネタバレしそうだと思い我慢した。

観終わってから、ただ愛する仲のロケ地は釜山だと確認。
海の近くで、広々した場所で、ムンスの家からの景色が凄くキレイで、ソウルよりもぜひ行ってみたい場所となった。

 

ただ愛する仲の感想


このドラマは無理してない感じがいいんだと思う。

逆境から這い上がってやろうとか、復讐してやるとか、愛のためなら死ねるとかそうゆうのではなく、ただ、お互いの人生にお互いが必要で、大事で、それが、ささやかで幸せで、まわりのみんなもそんな感じで、そしてどこかにありそうな話。

最近思うのは幸せって、きっとそうゆうことなんだろうなと思うので、心にしみたのかもしれない。